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プレスリリース:Aerocrine(エアロクライン)社と、喘息管理用測定機器に関する共同事業契約を締結

2009年11月4日
パナソニック四国エレクトロニクス株式会社

病院や家庭での、手軽な「喘息管理」の実現を目指し、Aerocrine(エアロクライン)社と、喘息管理用測定機器に関する共同事業契約を締結

パナソニック四国エレクトロニクス株式会社(本社:愛媛県東温市、代表取締役社長 山根健司 以下「パナソニック四国」)は、Aerocrine AB ※1(本社:スウェーデン・ソルナ 社長:Paul de Potocki 以下「エアロクライン社」)と、呼気(吐く息)の中に含まれる一酸化窒素の濃度を測り気管支の炎症状態を観察することにより喘息※2の管理を行う測定機器(以下「呼気一酸化窒素測定機」)の、開発・製造・販売に関する長期共同事業契約を締結しました。

喘息は世界で最も多く見られる病気のひとつで、およそ3億人の人に影響していると言われています※3。
喘息は「気管支の慢性的な炎症」と深い関わりがあるため、現在の喘息治療では、気管支の炎症状態をコントロールして発作を抑える「喘息管理」が重視されています。「喘息管理」を正しく行うためには、気管支炎症の状態をできるだけ正確に知る必要があります。
一方、人の呼気に含まれる一酸化窒素の濃度が、気管支の炎症状態によって変化することが、近年明らかになってきました※4。呼気中の一酸化窒素濃度の測定は、喘息患者の気管支炎症の状態を確認するのに役立ち、炎症を和らげる薬の効果を知ることができるなど、治療方針の決定に有用な多くの情報を医療従事者に与えます。
「呼気一酸化窒素測定機」は、欧米の一部ではすでに医療機器として認可されており※5、健康保険の対象となっています。日本国内ではまだ医療機器の認可は下りていませんが、呼吸器や喘息・アレルギーの専門学会で注目を集め、多くの研究成果が報告されています。
これらの状況を踏まえて、当社は、呼気一酸化窒素測定機が近い将来、病院や家庭において広く普及すると考え、これらの市場が大きく成長すると推測しています。

「パナソニック四国」と「エアロクライン社」の両社は共同で、病院および家庭での使用を想定した、より使い方が簡単で安価な「呼気一酸化窒素測定機」の新製品の開発・事業化を目指します。
「パナソニック四国」は設計開発、製造と製品供給を行い、「エアロクライン社」はシステム設計および世界市場への販売を担当します。

当社は今回の「エアロクライン社」との契約を機に、喘息市場における「呼気一酸化窒素測定機」で、多くの医療従事者の方々や喘息患者様のお役に立てる製品を提供できると考えています。

※1:Aerocrine AB:Aerocrine ABは臨床的な基盤をもった医療技術会社であり、1997年創業。2007年ストックホルム証券取引所上場。これまで同社は喘息治療においてクリニック向けの呼気一酸化窒素測定機を開発し、気道炎症測定のための技術と製品おいて市場をリードしています。Aerocrine ABの詳細はhttp://www.aerocrine.com/en/をご参照ください。

※2:喘息:アレルギー反応や細菌・ウイルス感染などが原因となり気管支の炎症が慢性化することで気道過敏性が進み、気道が狭くなる状態になり、呼吸時にゼイゼイという音を発したり、咳などの症状がでる呼吸器系の疾患です。喘息発作時にはこれらの症状が特に激しく現れ、死に至ることもあります。

※3:喘息がおよそ3億人に影響している:WHOの Fact sheet N° 307 May 2008による。

※4:一酸化窒素と気管支の炎症:一酸化窒素は特殊な酵素によって細胞内で合成され、生命の維持に重要な役割を果たしていることが知られています。炎症が起きると酵素の働きが強まり、通常の約1000倍の一酸化窒素が合成されるようになります。気管支炎症の場合、この一部が気管支内の空気中にも漏れ出てくるため、呼気の一酸化窒素濃度が変化すると言われています。

※5:「呼気一酸化窒素測定機」が医療機器として認可されて健康保険の対象となっている欧米の国:米国、イギリス、チェコ共和国、スイス、ドイツ、ポルトガル、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、イタリア(イギリス、ドイツは試行期間。2009年9月時点でのパナソニック四国調査による)

お問い合わせ先

パナソニック四国エレクトロニクス株式会社 経営企画グループ 広報チーム 藤本 電話:089-966-1508

以上

プレスリリースの内容は発表時のものです。 商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。